なぜセルフイメージが必要なの？
あなたは自分自身をどんな人間だと思っていますか？
自分で自分を冷静かつ正確に分析するのって難しいですよね。
誰でも自分のことが100％分かっているかと言えば、
あまり自信がない人もいるでしょう。
心の奥のほうでは分かっていることでも、
それを認めたくない場合もあります。
セルフイメージとは、自分自身をどう認識しているか？ということです。
セルフイメージを高めてマインドセットをすることは、
成功に繋がると言われています。
反対に、セルフイメージを高めることに無関心な人は、
将来にわたって大きく損をする可能性があります。
さてあなたはどちらにしますか？
「セルフイメージ」って何？
前述したとおりセルフイメージとは、
自分で自分をそう認識しているか？ということです。
今あなたが持っているセルフイメージは
生まれついて持っている性格がベースになっていて、
それにこれまでの環境変化などの人生経験が積み重なって出来ています。
特に子供の頃の経験はセルフイメージの形成に大いに影響を与えます。
子供の頃、絵が上手ければ「僕には絵の才能がある」
というセルフイメージが出来ますし、
いじめなど辛い経験をした人は「人生は辛い自分は不幸だ」など
マイナスのセルフイメージを作ってしまいます。
このようにセルフイメージは外的要因の影響を受けて作られることが多いので、
単なる自分の「思い込み」である場合もあります。
自分自身を正しく認識しているとは限りません。
「言い訳」を探しても夢は叶わない
人生でいろいろな経験をしても、
自己意識が高かったり多少は自信過剰でない限りは、
プラスのセルフイメージはなかなか出来にくいものですが、
辛い経験などによるマイナスのイメージはすぐに付いてしまいます。
そうして出来上がったマイナスのセルフイメージが原因で、
「自分には少し難しいかも？」と思ってしまうと、
人は”できない理由”つまり言い訳を探し始めます。
「どうせすぐに飽きるから自分には無理だ」
「他にやることがあるから時間がない」
などなど、できない理由（言い訳）を並びあげて、
やる前から「できない」と決めつけて、試すことすらしません。
反対に、いいセルフイメージを持っている人は、
”できない理由”（言い訳）を探すのではなく、
”どうしたら出来るか”（出来る方法）を探します。
ただ、今の段階で否定的な思考を持っている人に対して、
「いいセルフイメージを持ちましょう」と言っても、
そんなに簡単にプラス思考に替えることは出来ないものです。
今のセルフイメージは今まで生きてきた経験の上に作られています。
例えば、キャリアのジャンプアップや成功をつかむチャンスが来たとしても、
その時良いセルフイメージを持っていなければ、
「自分には出来ない」「まだ自分には無理だ」など、
何かとできない理由を付けてネガティブに考え、
せっかくのチャンスを逃してしまいます。
だけど、
本当は出来るのにやらないだけだとしたら……
本当はそのネガティブ思考は自分が作り出した
ただの思い込みだとしたら……
勿体ないですよね。
人生で大きなチャンスはそんなに多くはないはずです。
そのチャンスをセルフイメージのせいで逃しているとしたら、
残念ではないですか？
今持っているセルフイメージは「思い込み」の可能性があります。
行動し新たな経験をすることで、
プラス思考のセルフイメージに替えることが出来、
チャンスをものにすることが出来るかもしれません。
良いセルフイメージの作り方4つのステップ
ステップ１．自分軸で考える
他人からどう思われるかを気にするのではなく、
自分が何をしたいのか？どうありたいのか？
という観点から考え、それを優先し行動します。
それが「自分軸で考える」ということです。
間違ってはいけないことは、自分軸で考えるということは
「自分さえよければ他人のことはどうでもいい」とか
自己中心主義、自分勝手になるということではありません。
自分の信念や考え方を持ち、
それに従って行動や決定をすることを言います。
自分軸で考えることが出来る人は、
「他人は他人、自分は自分」
「自分の他人とは違って当たり前」と認識していて、
「自分」というものを分かっているため
他人の意見に左右されにくいだけではなく、
他人の意見や考え方を意味もなく否定するのではなく、
尊重することも出来ます。
ステップ２．きっかけを作る
環境の変化
セルフイメージを良くするためには、環境を変化させるなどの「きっかけ」
を作ることも必要です。
何かを変えるためには「きっかけ」があったほうがやり易いですよね。
ただ、今自分がいる環境や状況が悪くない限り、
人はそれらをわざわざ変える必要性を感じないものです。
その理由は、わざわざ変えるリスクや面倒くささよりも、
変えないほうが今のままでも居心地がいいし、楽だからです。
大抵の人は「楽なほう」を選びます。変化することは好まれないものです。
あなたも今習慣にしていることを明日から「変えましょう」と言われたら、
ちょっと困るのではないでしょうか？
だけど、セルフイメージを良くするためには、
環境の変化は「きっかけ」になる可能性があります。
将来にわたって大きな損をし続けるかもしれないのなら、
”変化”させることも必要ではないでしょうか？
もし大きく環境を変えることが出来なければ、
無理に大きな変化を起こすのではなく、
目の前の小さな変化から取り組むことも出来ます。
例えば、「今まで朝が苦手で、仕事の日以外は遅くまで寝ていたけど、
健康的な生活をする為に休みの日でもある程度早めに起きるようにする」とか、
そんな小さな変化でも”きっかけ”になり得ます。
人間関係の変化
ネガティブな人を遠ざけるようにすることは大変重要です。
自分の周りの人を肯定的な人にしていく努力が必要です。
有名なアメリカの自己啓発作家のジム・ローン氏がこんなことを言っています。
あなたはあなたが最も多くに時間を過ごしている5人の平均である。
つまり、今自分が親しくしている人5人の平均が自分自身だということです。
それは、収入、性格、生活水準、趣味、日常など
いろいろなことが含まれます。
あなたも今親しくしている人5人を思い浮かべてみてください。
平均したらなんとなく自分に近くなりませんか？
今の人間関係を全て清算するという訳にはいきませんが、
なるべく自分の為になる人とだけ付き合える環境を作っていくことも必要です。
ただ、あなたが自分軸で考え、セルフイメージを良くできるようになれば、
自然と周りの環境や人も
その時のあなたに相応のものになってくるのは確かです。
ステップ３．小さな成功体験で自分を褒める
成功体験は自分に自信が付き次のステップへの勇気にもなります。
なので、成功体験をすることは大変重要なことです。
ですが、最初から大きな成功を狙っていたのでは、
なかなかそこに辿り着くことが出来ないはずです。
なので、成功体験をするには少々コツが要ります。
その方法は、
なるべく簡単に達成できて、時間もかからない目標を立てることです。
そして、達成出来たら、自分を褒めましょう。
何かお祝いをしてもいいですね。
そんな小さな成功体験を繰り返すことで、自分に自信が出来てきて、
「自分はやれば出来るんだ」というプラスのセルフイメージが出来てきます。
大切なことは、必達目標を無理なく達成できる低さに設定することです。
あくまで、成功体験をすることが目標です。
ステップ４．継続する
セルフイメージを高めようとして、自分を過大評価してはいけませんが、
「自分は出来ないんだ」と過小評価をする必要もありません。
「今の自分」を正確に認識することが大切です。
その上で、出来る出来ないという判断を安易にするのではなく、
出来る方法を考え、目標を達成できている未来の自分を想像し、
そこに向かって確実に行動を起こすのです。
そして、小さな成功体験を積み重ねて継続させることが必要です。
その継続がやがて大きな成果になるのです。
まとめ（根拠のない自信）
最後に、ちょっとしたヒントのようなものを書いておきます。
成功者は「根拠のない自信」みたいなものを持っているものです。
「なぜだか分からないが、上手くいく自信がある」
みたいな感じです。
その自信は何処からくるのか自分でもはっきりしないのだけど、
出来る自信があるのです。
たとえ間違ったり失敗しても、諦めなければ最後には成功するということが、
その人には見えているのかもしれません。
そして結果、行動し成し遂げてしまいます。
それこそがいいセルフイメージを持っている効果なのかもしれません。
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