現代では中小企業も含めて、ほとんどの企業が自社のWebサイトを運営しています。
ただ、そのサイトやブログを見てみると、
「新商品が出ました!いいですよ」のような
自社商品の宣伝と売込みに終始しているものが多いようです。
はたしてそれが正解なのでしょうか?
「サイトを作って自社商品を宣伝すれば売れる」
もうそんな甘い時代ではありませんよね。
あなたの会社はどうですか?
「サイトで宣伝はしているけど、イマイチ反応がない」ということはありませんか?
Webコンテンツを作成するにはどのような内容にすればいいのでしょうか?
何をあなたの顧客に発信するべきなのでしょうか?
この記事では、そんな疑問に対して、基本的な提案をしたいと思います。
コンテンツ作りはいろいろあるので、100%正解とは言いませんが、
基本的な考え方や手法は押さえてありますので、是非参考にしてください。
Webサイトのコンテンツの作り方
売り込まないほうが売れる秘密
give&give、そしてgive
Webコンテンツの内容はどのようなものにすればいいのか?
それは「顧客に与える」ことです。
もちろんWebなので、与えるものは物質的なものではなく情報です。
Webマーケティングは、ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブ、そしてギブです。
情報を与えて与えて与えまくるのです。
つまり、Webコンテンツを作るにあたってするべきことは、
ランディングページ(商品の購入をオファーするページ)は別として、
読者にとって有意義な情報を発信し、
読者の疑問や問題点を解決できるコンテンツ作りをすることです。
コンテンツのメインとなるのは商品を売る場ではありません。
”顧客の疑問に全て応える場”です。
顧客の視点に立ち、顧客が疑問に思っていることや
何が知りたいのかなどを深く考え、それをコンテンツにします。
自社のサイトで検索してもらえると、必ず答えが見つかるようにしておくと、
自然とファンが増え、アクセス数や反応率が圧倒的に上がります。
もちろんのことなのですが、商品について語る場合は、
その商品の欠点や使いずらい点があれば、包み隠さず説明します。
他社の商品が優れている点があれば、素直に他社を褒めましょう。
全ての事実をオープンにし正確な情報を伝えることで、信頼関係が生まれ、
かえって自社の商品やサービスの良いところを引き立たせることでがきます。
伝える情報が、顧客にとって有益な情報であればあるほど、
顧客との信頼関係を築くことができ、
会社の強力なブランディングにもなります。
その上で、セールスライティングを使ったランディングページを作ると、
反応率は確実に上がります。
ブランディングについてはこちらの記事も参考にしてください。↓
企業が成長するように変化を上手く使うブランディングと顧客心理の変遷
Webサイトのコンテンツの作り方
売り込まないほうが売れる秘密
コンテンツを作ってWebの1ページ目に載せる方法
誰かがWebで知りたいことを調べる時、
ほとんどの人はキーワード検索をして出てきたページの1ページ目しか見ません。
つまり、2ページ目以降はほとんど開いてもらえないということになります。
Googleには検索エンジンがあり、別名クローラーと呼ばれていますが、
Web上のサイトなどを走り回っていて、
キーワード、記事数、更新率、記事内容、内、外部リンク、などなどから
そのサイトが有益な情報を提供しているかを判断し、
掲載する順番を決めています。
なので、まずは、クローラーに気に入られることが重要になります。
そのことをSEO=検索エンジン最適化と呼び、
コンテンツマーケティングの成功のカギを握っている重要な要素になりますので、
必ず実行しなければいけません。
今回はSEOの方法について2つお話しておきます。
1.キーワード選定
検索キーワードを決めることは非常に重要です。
ただ、1語のキーワードでは、
そのキーワードにアクセスする人数は多いのですが、
1ページ目は大手の企業や有名インフルエンサーや
ユーチューバーのサイトでいっぱいになっていることが多く、
なかなかそこで勝つのは難しそうです。
そこで、狙うのはロングテールキーワードと言われる方法です。
つまり、キーワードを1語ではなく複数語(3~5語)にします。
すると、アクセス数はグンと減りはしますが、
ライバルのサイトを見ると、勝てそうなサイトが多くなります。
その検索キーワードの中でトップを狙い検索上位に掲載されると、
確実にサイトに来てくれる人が増えます。
分かりやすいように、例を挙げて説明します。
例えば、誰かがキャンプに行きたいとして、
「キャンプ」で検索すると、サイトがいろいろ出てきます。
キャンプ場、ユーチューブ、キャップ道具、などなど
あまりにもいろいろな種類があって、
しかも強そうなサイトばかりです。
そこで今度は、「キャンプ 初心者」で検索します。
アクセス数は結構まだありますし、まだまだ強そうなサイトばかりです。
では、今度は「キャンプ 暇つぶし 大人」で検索すると、
検索数はぐっと減りはしますが、勝負できそうな感じになるはずです。
検索キーワードの選定には、
GoogleキーワードプランナーやGoogleGoodKeywordを使います。
また、キーワードはブログの記事の中にわざとらしい言い回しではなく、
自然な文章の中で適度にちりばめておくことも必要です。
2.コンテンツの有益性
コンテンツとは、Webサイトにアップされる全てのものを言います。
検索エンジンは全てのコンテンツをクロールするのですが、
ブログなどの記事をアップする場合に最も重要なことは、
読者の為になる有益な記事を書くということになります。
Googleもこのことが最重要事項だと言っていて、
クローラーと呼ばれる検索エンジンも”キーワード”を認識しながら、
有益な情報が書かれているかどうかを判断、評価し、
検索された時のサイトの掲載順位を決めています。
「読者にとって有益な情報」を提供することを常に意識しましょう。
また有益なことが書いてあるサイトやページは、
他のサイトにリンクを貼ってもらえる可能性があります。
これをインバウンドリンクと言い、インバウンドリンクが多いサイトは、
Googleの検索エンジンからも”支持者が多いサイト=有益なサイト”と
見なされ評価が上がります。
Webサイトのコンテンツの作り方
売り込まないほうが売れる秘密
まとめ
以上、今回はサイト内のコンテンツの内容とSEOについて
基本的な考え方や対処方法をお話ししました。
繰り返しますが、コンテンツは訪問してくれえた人にとって、
役に立つものでなければいけません。
その有益な情報によって、読者が抱えている問題点が
解決するか、もしくは良い方向へ向かうこと、
あるいはその情報によって読者の幸福感がアップすることを
常に念頭に置いてコンテンツ作りをしていきましょう。
販売のコツについては、こちらをご覧ください↓
室町諭