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強い企業組織の作り方~勝ち続ける企業が実践していること

あなたの組織が勝ち続ける方法

 

組織を預かる立場のリーダーにとって

売り上げや仕事の効率を上げるためには、

組織を上手く機能させることが

最重要事項と言ってもいいでしょう。

 

機能している組織は永続的に勝ち続けることが出来ますし、

反対に何処か一か所でもほころびが出ると、

他に影響が出る可能性もあり、

組織が機能せず数字も伸ばすことが難しくなるでしょう。

 

組織を上手く機能させる為にどうすればいいのか?

よく実践されていることは、1次チームワークと2次チームワークです。

1次チームワークとはカリスマ的リーダーの存在です。

2次チームワークとは優れた戦術や組織の指針です。

 

有名なアップル社などはカリスマ的リーダーがいたので、

1次チームワークになります。

リーダーが強力な陣頭指揮を執ることで

業績を飛躍的に伸ばしてきました。

 

またそんなカリスマ的リーダーが存在しない組織は

戦術や方針を決めてそれを企業や組織の理念とし、

マニュアル化をしたり指針にこだわり、

それに従って行動をする組織もあります。

そういったチームワークを2次チームワークと言います。

 

一般的には、どちらかのチームワークがあれば

業績を伸ばせて勝ち続けることが出来るのではと考えがちですが、

実は勝ち続けるためにはこれらのチームワークでは

厳しいのです。

 

1次、2次チームワークのそれぞれの欠点と

どうすれば組織を上手く機能させ

勝ち続けることが出来るのかを解説します。

 

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1次、2次チームワークは上手くいく?

 

カリスマ的リーダーは必要?

 

 

カリスマ的リーダーの存在は組織やそれを構成する社員にとって

心強いものです。

そのリーダーの指示に従っていればなんとかなる、

必ず上手くいくと多くスタッフは思うでしょうし、

勇気や安心感を共有することが出来ます。

 

1次チームワークは、チーム全体が1人に頼りすぎる傾向があり、

そのリーダーの為のチームになります。

 

ただ、1人のリーダーに頼って、それを信じてしまうと

上手くいっているうちはいいのですが、

大きなリスクがあります。

 

例えば、リーダーの決断が間違っていたらどうでしょう。

そのリーダーが企業のトップだったら、

企業の存続が危うくなるかもしれません。

 

またリーダーが病気になったり会社を辞めたりしたら、

そのリーダーが次の後継者を育てていない限り、

組織はたちまち機能しなくなり、勝ち続けることが

不可能になるでしょう。

 

優れた戦術や指針があれば、組織は機能するのか?

 

古い指針は新しい変化への対応の障害になる?

 

組織を機能させるには、行動方針や戦術を決め、それを共有し

それに従って行動することが大切と考える人も多いと思います。

 

組織の行動方針を決めるということは、それが受け継がれることで、

組織のアイデンティティになり、マニュアルどうりの行動を取るようになります。

 

ただ、世の中は日々変化、進化をしています。

企業も新しい変化に対応し、常に進化することが必要です。

立ち止まることは「衰退」を意味します。

 

だけど、昔に決めた行動指針がアイデンティティになっている組織では、

その指針やマニュアルが優秀であればあるほど、

今までの常套手段になれているため、それに頼ってしまい、

決まった行動を取ってしまいます。

 

今までやったことがない行動や方法は、変化への恐怖心からか

拒絶する人が表れます。その組織全体が変化を拒絶することもあります。

 

世の中の変化への対応が出来なくなり、組織が機能しなくなる恐れがあります。

 

チームにいる優秀な人材が平凡な成果に終わる危険がある

 

 

行動指針や戦術を決めることでそれに頼りすぎると、

その組織の中に優秀な人材がいる場合、

その人が能力を十分に発揮できない可能性があります。

 

優秀な人がイニシアチブをとり新しいことを始めるからこそ、

新しい顧客や仕事が生まれ、組織が進化し育っていきます。

がんじがらめの方針や戦術は、足かせであり、

取り除かれるべきものです。

 

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最強の組織の作り方はバスケットボールの戦略にあった!

 

勝ち続けるための助け合いの精神「ヘルプ・ザ・ヘルパー」

 

[ヘルプ・ザ・ヘルパー]

「ヘルプ・ザ・ヘルパー」とは、

バスケットボールでディフェンスをする時、ヘルプに回った選手を

さらにヘルプする人のことです。

この戦略は名コーチであるディーン・スミス氏によって

確立されました。

彼はこの戦略で、国内リーグやオリンピックなど

多数の優勝という輝かしい戦績を残しました。

また、マイケル・ジョーダンなどスター選手を育て、

年間最優秀コーチに10回も選出されました。

「ヘルプ・ザ・ヘルパー」戦略は

バスケットボール界だけではなく、ビジネス界でも

注目を集める戦略です。

(参考書籍: 「10年勝ち続ける最強チームの作り方」)

 

強いリーダーの存在や組織の指針戦術を決めることは

悪いことではありません。

 

強いリーダーがいて強いリーダシップがあれば、

それに越したことはありません。

それに、意味のある方針や戦術を決めて、

それをチーム全員が共有することは、

一人一人の役割分担が決めやすく行動もしやすくなります。

 

ただ、ここで満足してしまうと平凡な組織のままで、

どの企業もこれぐらいのことはやっています。

長期にわたり勝ち続けている企業はもう一歩進んだ戦略を取り入れています。

それが「ヘルプ・ザ・ヘルパー」戦略です。

 

バスケットボールやサッカーなどで、

ボールを持った選手だけではなくその選手以外の選手も

いろいろな動きをします。

その行動にはそれぞれ意味があり、

全ては得点を取る為の行動が逆にとられない為の行動です。

 

その動きは時には、ボールやゴールと

全く関係のないところでの行動かもしれません。

味方の選手のためのスペースを空けるために

自分が動くことによって相手を惹きつけようとする動きで

あったりします。

 

企業や組織においてもこの戦略は使えます。

優秀な組織とはその組織の目標を全員が把握し、

その目標を達成すること一点に集中して全員が行動を取っている組織です。

そのためには、自分の役割分担の範囲だけではなく、

自分のチームの人を助ける精神を全員が持っていることが必要です。

 

「他人の不幸は蜜の味」などと考える人をチームに入れたはいけません。

組織の障害になります。

 

かと言って、同僚との競争心を持つなと言っているのではありません。

むしろ逆で、競争心は必要です。

ただ、相手を蹴落とすようなことをするのではなく、

ライバルとして競争を楽しむようになることと、

相手が成功した時には心から喜べることが必要です。

この精神はスポーツマンシップに通ずるのかもしれません。

 

そしてチーム全員が共有して持たなければいけない考えが、

「全員で目標を達成するんだ」

「自分の仕事を優先するのではなく、

チームの目標を達成することが何より優先する」という精神です。

 

チームの構成時に「助け合いに貢献できる人」を基準にチームを作ると、

チームワークが機能し、高い成果を上げることに成功するでしょう。

 

既存のチームがあるなら、チームを構成している人材を

教育することも出来ます。

 

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行動を変えるための3つの具体的方法

ヘルプザヘルパーを実現させその精神を共有する為に、

チームを編成するひとりひとりが取り組む3つの方法です。

 

1.重要な仕事ではないけれど、必ず必要な日常の仕事を1つ見つけて

それを担当している人がどのように取り組んでいるのかをチームメイトに

紹介し、いかにその行動が素晴らしいことか称える。

 

2.日頃仕事を手伝ってもらってしていたり、

頼りにするチームメイトの良いところを書く。

そのチームメイトがスムーズに効果を上げられにくくなっている仕事を

挙げて、自分が助けてもらったおかげで空いた時間で

その人の代わりにその仕事をしてあげる。

 

3.信頼し尊敬しているチームメイトの名前と

その人が日頃していることで自分がマネしたいことを書き出す。

そして今日から自分も実行することを宣言する。

 

 

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